物心ついた時、というか自分というものを意識した時からだろうか,考えていた。
自分って何。自分ってってどういうことだろう?。
ずっと考えた。

ずっと考え続けて、身内が亡くなって気が付いた。考え付いた先は死ぬことだ、と。
そう、生きているから死ぬんだ。そう思った瞬間から私は死の恐怖に囚われた。
そしてまたずっと恐怖に怯えながら考えた。死とはなんだろう?。
燃やされて灰になって、無。になること。
そう思った瞬間に余計が恐怖した。自分がなくなってしまう。そういうことか?・・・。何もなくなってしまう・・・。
それじゃなんの為に今自分はここにいるんだろう。

またもや考え続けえて考えて考え続けない訳にいかなくなった。
考えて考えて考え続けがなら、永遠に考え生き続ければ、悩まなくちゃいけないのだろうかと。

そして・・・。あるとき急に考えても結論が出ないことに気が付いた。
神(いるとすれば)様だけが知っていることだと。
そうなのだ。たかが人間。先のことなどわかりはしない。
まして死後のことなど。 なんとバカバカしい・・・。
しかも永遠なんて人間にない。
永遠に考えることなどできはしない。

nayamuそれからは考えないことにした。考えたってわからないことを考えたってしょうがない。
明日死ぬかも。いや、次の瞬間死ぬことだってあり得る。そんなことに余分な労力を使うより、今を、次の瞬間を精一杯生きよう。楽しく、愉快に、苦労や苦痛さえも楽しい経験に。

そう考えれば死ぬことを考え続けるより、より良い人生を送れる。それからは仕事の苦労や人生の苦労なんて楽しくてしょうがなかった。だって、その瞬間は生きているのだから。

でも・・・。心の奥底では今も死の恐怖に怯えている。 でもしかしそれでいいのかもしれない。今まで楽しく生きてこれたのだから。精一杯いろんなことを体験してきて楽しかった。
だから・・・。 いいのさ。次の瞬間自分が無、になっても・・・。それが生きるってことだと思うから。

現在63歳。存命率は55%だそうだ・・・。
存命率55%。一緒に生まれた人の45%はもうこの世にいないんだ。
私は今、
この瞬間この世の生きてていいんだろうか・・・(*^_^*)♪

 

氏名: 老虎
投稿者年代:60代

性別:男性
居住:東京都