息子に残す言葉
父親の死以来、私の隣にもそれは寄り添っている。 それがいつ私に終わりを告げるかはわからない。 ただ、告げられた時には従容と臨みたいと、願っている。 残される二人の息子には、 気の利いた言葉を残したいが、なかなか思い浮かばない。 本音を書けば、恐らく彼らに対する謝罪ばかりになるだろうし。 だからせめて、最後くらいはかっこ良く有りたいと願い、 次の言葉を贈ろうと考えている。 PCにも、念の為にデスクトップに貼り付けてある。 この詩は、今を生きる私の支えにもなっている。 そして彼らにはこの言葉が残される。 親父が生き方を、自分自身の人生で示したように、私が息子に 生き方を教えなければならない。 ・死の恐怖に侵されず 人生を生きろ ・人の宗教を貶(おとし)めるな ・他人の考えを尊重し 私見にも尊重を求めよ ・人生を愛し 満たすべく務め、自らの周りを彩れ ・長く生き 大切な人々に尽くせ ・臨終に際しては 死の恐怖に 囚われた者になるな ・まだ時間が欲しいと 後悔し嘆く者になるな ・賛歌を口ずさみ 英雄の帰還するが如く逝け アメリカ先住民族 ショーニー族のテカムセの言葉 (投稿者 テカムセ 年齢:60代 居住:大阪)